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9月のフランクフルトショーで世界に初公開したKizashi 2を、スズキは今回の東京モーターショーでも、ブース中央のスペースに堂々と据えている。このクルマのテーマは、トップアスリートが持つ躍動感と、内側からあふれる未知なる期待感をデザインに取り入れた「クロスオーバースポーツワゴン」だという。
まず、このクルマに対面して驚きを覚えたのは、まるで獲物を狙う静かなる猛獣のような生々しいスタイル。鋭い目元と大胆なフロントグリルを基軸にした表情は、未来を予感させるに十分なインパクトがある。2mに限りなく近い全幅も、迫力を増している要因の一つだ。
ボディーサイドは、大径ホイールと切れ長の眼を連想させるシャープなガラス部を組み合わせ、低く誰が見てもかっこいいと思わせるラインを描いている。この流れを受け止めるボディー後半部は、ワゴンを謳いながらもクーペを彷彿とさせるフォルムを採用。この部分の処理も含めて、ステーションワゴンやSUVといった既存の車種分類には当てはまらない、さまざまなジャンルのクルマのいい部分を取り込んだ「クロスオーバー車」であることを鮮明に表現している。また、前後のデザインを精査すれば、あたかも凛とした歌舞伎役者のような、和の存在感が感じられる。
このコンセプトカーは、「『品格』と『躍動感』という2つのキーワードを与え、走りへの高揚感や所有する満足感を高めた」というが、それは確かに達成されている。でも、気になることがある。それは、「トップアスリートのもつ躍動感」とは、いったい何を根拠にしているかということだ。
アスリートとひとくちにいっても野球やサッカー、ビーチバレーなどの球技、ボクシングや相撲などの格闘技をはじめ、多くのカテゴリーがある。また、モデルとなる有名選手がいたのかも知りたいところ。そこで、その場にいたデザイン担当者を直撃して回答を求めた。
「特定の個人をモチーフにはしていませんが、正直にお話するとトライアスロンの選手がイメージの下地になりました。ご存知のようにこの競技は、生身の鍛え上げられた肉体と、スイムウェア、バイク、スポーツシューズというハイテクギアのコンビネーションにより、海を越え、道を駆け、大地を蹴ってゴールを目指すタフなレースですから、これが『クロスオーバースポーツワゴン』というコンセプトと重なり合いました」
そう言われてみると、Kizashi 2が目指す方向がさらに明確に伝わってくる。駆動方式はスイフトや、2008年にWRC(世界ラリー選手権)に全戦出場するSX4で定評のあるi-AWD(4輪駆動)。エンジンはスズキのラインアップで最大の排気量となる3.7リッターのV型6気筒を搭載。トランスミッションは6速オートマチックを組み合わせている。すなわちこのクルマはオフロードも含め、あらゆる路面状況、走行条件下で、トライアスロン選手のように万能・柔軟であることを示しているのだ。
Kisashi 2が想定するユーザー像は、「ビジネスからレジャーといった幅広いフィールドで、アクティブに人生を楽しむ層」だという。ボディーサイズは欧州のDセグメント、アメリカではミドルサイズで、日本では「レクサスIS」などに相当する。このサイズと搭載エンジンの排気量から見れば、SUVやクロスオーバーカーの人気が高い、北米市場の富裕層を意識しているのは明らかだ。
↓引用元
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20071024/1003818/
>普通車のシェアで成功する事が悲願だったスズキ。
昭和40年に発売した初めての普通車「フロンテ800」。
今見ても美しいスタイルに、当時としては先進的なメカニズムを備えた意欲的なモデルでしたが販売面では大失敗。
以来、何度も普通車の市場にチャレンジしてきて、ここ最近ようやく受け入れられるようになってきました。
そのスズキがついに大型高級車を自社開発するそうで、なんとも感慨深いものがあります


